3月 15
1968年1月号から1969年10月号まで『ぼくら』、1969年1号から1971年23号まで『ぼくらマガジン』、1971年26号から同年53号まで『週刊少年マガジン』に連載していました。
知名度の点では、「巨人の星」や「あしたのジョー」と並んで、梶原一騎の代表作に数えられています。
しかし、「悪役レスラー養成機関」などの現実離れした設定や、数々の奇抜なデスマッチ描写などから、上記2作より低年齢向けとみなされることが多かった。
同じ孤児出身で格闘技の世界に身を投じる「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈と、本作の伊達直人の好対照です。
「大金を稼げるようになったのは虎の穴のおかげ、恩知らずは死ね!」と断じる“育ての親”との死闘という、「巨人の星」の星親子よりさらに壮絶なエディプスコンプレックスの物語としての側面 あるいは、孤児に試練を与え、勝ち残ったものだけを育てる虎の穴と、孤児を無条件で支援する伊達直人の「孤児支援への姿勢」に関するイデオロギー対立 などが近年になって指摘されています。
なお作中、強力な打撃技をくりだしてくる虎の穴の覆面レスラーに対して、タイガーがリング上に横たわってしまうという、後のモハメド・アリとアントニオ猪木の異種格闘技戦を先取りしていたかのような描写が見られるが、直接的な関連は闇の中です。